「しかのこのこのここしたんたん」を分析してみた

分析

今大バズりしている「しかのこのこのここしたんたん」ですが、なぜこんなにもバズっているのか音楽的な目線で分析してみてました。

概要

TVアニメ「しかのこのこのここしたんたん」のOP主題歌「シカ色デイズ」

この曲の冒頭部分がTikTokなどで今バズっている。

誰でも踊りやすい振り付けとクセになるフレーズなどがバズりの要因と思われる。

あと公式がちょっとおかしい。(良い意味で)

音楽的分析

BPMは183、伴奏はドラムの8ビートとギターのカッティングで構成されており、あとはボーカルが「しかのこのこのここしたんたん」と歌っているだけであるが、この「しかのこのこのここしたんたん」というフレーズにこそ音楽的バズり要素があったのだ。

ボイスパーカッション的

結論から言うと「しかのこのこのここしたんたん」がボイスパーカッション的であるということである。

子音に注目して摩擦音・破裂音をそれぞれ楽器に当てはめてみて、shをカバサ、kをアゴゴベル、tをコンガの高音、nをコンガの低音とするとこのようになる。

なんとも聴き心地の良いパーカッションになった。

これにドラムとギターを合わせると

このようにこのフレーズを口ずさむだけで複雑なリズムをパーカッション的に簡単に奏でているような気分になる。

同じような例で言うと「ひっつくパンツか  貼っつくパンツか  くっつくパンツか  ムカつくパンツか」と口ずさむだけでボイスパーカッションになるというのが昔流行ったがそれに近いものがある。

パーカッションの擬人化

しかしこの「しかのこのこのここしたんたん」と歌っている声優さんたちの歌声はパーカッションっぽく歌っているわけではなく、いたって普通にアニメのキャラクターとして「しかのこのこのここしたんたん」と歌詞通りに歌っている。

そう、これはパーカッションの擬人化だったのだ。

ボイスパーカッション的フレーズを萌え化することによってさらに魅力を増すことに成功したのだ。

まとめ

音楽的な面で言うと、「口ずさむのが心地良いフレーズ」によって多くの人に浸透していったと思われる。

日本語の響きの美しさと日本の文化の魅力がたっぷり詰まっているからこそバズったのかもしれない。

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